緑色のATMが危ない
フィジーにきて、しばらくは学校のドミトリーに住んでいたのですが、
相部屋になった方から重要なアドバイスをもらいました。
「緑色のATMは危険だから、使わない方がいいですよ!」
どういうことかと聞いたところ、フィジーではスキミングが良く発生するらしいです。
緑色のATMとは「BSP」という銀行のATMでフィジーで一番大きな銀行です。
そんな一番有名な銀行が一番スキミングが発生しているらしいです。
それでは、どこのATMなら安全なの?って聞いたら「青色のAMT」が比較的安全らしいです。
青色のATMというのは、「BRED(フランス資本の銀行)」「ANZ(オーストラリアとニュージーランドの銀行)」です。
比較的というの青色のATMでもやられる(スキミングされる)可能性があるかららしいです。
あと、赤色の「Westpac」も比較的に安全。
スキミング被害が大量発生
フィジーにきて、4か月ほどたった時に、今までもちょこちょと発生していたスキミングが、
自分の周りで一斉に発生しました。
まぁ、いつものことかなと思っていたら、
「俺も」、「私も」ととどんどんスキミングされた人が発生
。。。これかなりやばいんじゃない?ってことで、学校側にも報告。

これはアナウンス前の画像
もちろん、学校側もなすすべがないのですが、毎週金曜日の集会では注意を払ってくださいとアナウンス。
しばらくしたら、日本領事館からもスキミング被害の注意喚起のメールが。

カードスキミング被害増加の注意喚起【日本大使館】
本格的になってきて、長期滞在者(3か月以上)の人の4分の一ぐらいが、
スキミング被害にあったと思います。
フィジーおそるべし。
その手口というのが、ATMのカード挿入口やテンキーに全く気付かないようなやり方で、隠しカメラが設置しているらしく、
多くは中国人が設置しているとのこと。
最終的には登下校を共にしていた仲の良い友達、S君もスキミング被害にあいました。
フィジーの学校に来ている人のほとんどがキャッシュパスポートを利用しており、
彼もキャッシュパスポートへの被害報告、返金をキャッシュパスポートに求めました。
Sに、「その時の状況を書きたいんだけど」と相談したところ
「ぜひ記事にしてくれ」と一通りの当時の資料をくれました。
当時の状況紹介します。
キャッシュパスポートでの返金の流れ
不正利用のお知らせが届く
2016年6月30日
メインカードの不正使用された可能性があるとのことで、利用を停止された通知がキャッシュパスポートから届く。

キャッシュパスポートの管理画面で確認したところ残金は残っている段階だったため、
当初は、何もせず(おそらくクレジット利用だったため、反映が遅れていただけだと思われる。)
残高が0円に。。。。
2016年7月4日
ATMにて引き出しを試そうとしたところ、引き出せず。残高がほとんどないことに気づく。
カード会社に問い合わせ
同日夕刻
不正利用を発見した場合には、
オフィシャルサイト(もしくは利用ガイド)に掲載されている各国のカードサポートに電話するのが通常だが、
今回の場合は電話番号を所持していなかったため、オフィシャルサイトの問い合わせフォームを利用して不正利用を報告。
カードが会社から返答。異議申し立ての指示を貰う。
2016年7月5日
キャッシュパスポート側でも確認し、異議申立書の記載の指示をもらう。

利用明細異議申立書を提出
全額返金された旨の返答をもらう。
問い合わせから返金まで二日で解決
初めの管理画面上での金額ディスクレはあったもののまさかの問い合わせから返金まで二日で解決。
Sの解決までのスピード感のある行動力もすごいけど、
キャッシュパスポート側もかなり早い対応でびっくり。
他の海外キャッシュカードなら、「まず日本に戻って申請してください」とか、
返金まで数か月かかるといったことも起こるらしいです。
今回資料提供してくれたS君、かなりスキミングについては、
それなりに気を付けていたようで、冒頭で説明した青色のATM(BRED)しか使っていなかったよう。
それにもかかわらず、やられたということは、何が安全か分かりませんね。。。
正直、何気を付けていても、やられるときはやられます。
こうやって、早期対応してくれるカード会社はありがたいですね。
しかも、このカード会社、海外キャッシュカード会社で唯一スペアカードを初期から発行してくれていて、
メインカードを差し止め、紛失しても、スペアカードに切り替えてすぐ使えます。
総括
この対応を通してではないですが、海外に行く方、キャッシュパスポートはちゃんとした会社のようです。
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それでも念を押して言っておきますが、もし、ラウトカの学校に通われる方、
一番近いからって、RBの緑のATMは絶対使っちゃだめですよ~!緑AMTは本当にやばいです。



