オーストラリアのワーホリ年齢制限を35歳までに引き上げるという噂がでてから、かなり長いこと立ちましたね。
色々なサイトで、すでに35歳まで引き上げられたとかいう、
引き上げはキャンセルになったとか、何が本当の現状なのか分からないので調べて、
現状と考察を書いてみました。
35歳 引き上げの現状
- 2016年の秋にワーキングホリデーの許可年齢を35歳まで引き上げられる案が発表されました。
- 2017年1月
変更させる予定であった35歳まで引き上げは、
課税率の変更のみ実施され、引き上げはなされませんでした。 - 2017年6月末まで動きはなく、
2017年6月29日に唐突に35歳への引き上げを2017年7月1日開始すると発表し、法律が変更させました。
オーストラリア政府が出しているレギュレーションにもすでに35歳未満と書かれています。
以下リンクの
Schedule 9—Changes to age limits for working holiday maker visas の部分
https://www.legislation.gov.au/Details/F2017L00816
それでは、実際にオーストラリア政府のサイトに訪れてみます。

ワーキングホリデーのビザを申請するオフィシャルサイトに訪問してもまだ、30歳までとなっています。
どういうことかというと、オーストラリアの国内法は変わり2017年7月に施行されたけど、実施はまだ。
なぜ、まだ 31歳 以上の人は申請ができないの?
その理由は、ワーキングホリデーの同意書の訂正を
各国とオーストラリア間で双方に行われなければなりません。
これが終わっていないため、実施できません。
これはワーキングホリデーを行える国の同意書がすべてそろった時点ではなく、
各国ごとに年齢引き上げが行われる可能性があるようです。
2017年12月25日現時点では、どの国からも同意書を手に入れられたという話は聞いていません。
そのため、どの国も30歳のままです。
オーストラリアの目的は?
そもそも、この35歳への引き上げのオーストラリア政府の目的はなんでしょう。
理由はふたつあると言われています。
一つ目は、
以前までワーホリメーカーは居住者ではないため、
税金を事実上は撮っていませんでしたが、
2017年1月より、バックパッカー税15%を徴収することになりました。
増税によるワーホリメーカー減少に対する農業者への譲歩です。
二つ目は、
EU脱退を目前にしたイギリスに対する施策と言われています。
なぜイギリスなのか?というと、イギリスは当然、英語ネイティブの国。
米国トランプ大統領が「米国第一主義」を打ち出し、移民を排除しようとしたように
オーストラリアも「オーストラリアファースト」を打ち出し、移民の永住権を取得しにくくしました。
その内容を簡単に言うと高いスキルや特殊な能力を保有している移民はオーストラリアに住んでもらい、
誰でもできるような内容の仕事であれば、移民を減らし、オーストラリア人に雇用を生み出すというもの。
その流れから見ても、オーストラリアは流暢なイングリッシュスピーカーで、
今までEUのヨーロッパ圏に流れていた優秀なイギリス人をオーストラリアに呼び込むきっかけにしたいのです。
いつ引き上げられるのか考察
オーストラリアの the immigration department (the DIBP) は2年から4年かかると示唆しているようです。
つまり、いきなり上がるとは考えられずらいです。
再来年の3月にはEUからの完全離脱となるイギリス。
そこに焦点を置いているとすれば、
来年中にはイギリスをはじめとするヨーロッパ圏の国々から開始されるのではないでしょうか。
☞ 余談(うわさ話)
オーストラリア国内は、極右翼の政党が勢力を増して、
白人文化の支持や実際に雇用を奪っているアジア人を毛嫌い、
イスラム教徒の排除を公言しているオーストラリア版トランプともいえる方が現れています。
そういう右極が現れる社会となっていることが事実です。
オーストラリアでのワーホリメーカーの大半を占める、
台湾、韓国、日本は同意を後回しにされるのではないか、
また、最近2ndビザがとれるようになった中国は35歳に引き上げられないのではないかという噂もあります。
私をはじめとする30歳オーバーのワーホリ希望者は、待たされますね、本当に気になるところですよね。
あまり、噂に流されても仕方ないので、オフィシャルな情報を手に入れましょう!
最新情報を手に入れるには?
以下のImmigration Agentが最新の情報を手に入れ次第FaceBook上でお知らせすると言っています。
Immigration Gurus
https://www.facebook.com/immigrationgurus/posts/1430184297017328
いち早く情報を手に入れたい方は、フォローしておくのもよいかと思います。
しかし、私の方でもわかり次第、記事にするなりコメントで残すなり、
何かしらの形でお知らせしようと思います。